【4人子育て中のママが語る】子育て・体操・SGA性低身長症

SGA性低身長症の小5長女をはじめとする、4人の子育てについて発信。長男は器械体操で県大会優勝

SGA性低身長症の長女2年続けたホルモン注射やめました!→身長の伸びが悪く再開

長女がSGA性低身長症の診断を受ける前~ホルモン注射後の経過を身長の伸びとともに解説します

 

  • 生まれたときから身長が低い
  • 同じ学年の子が100人いたとしたら小さいほうから2番目になるくらい身長が低い

このような症状に当てはまるのであれば、SGA性低身長症を疑って病院に相談してみてもいいかもしれません。

 

この記事のデータは長女の実際のデータです。

自分のお子さんと照らし合わせてみる、ホルモン注射の治療は実際どのようなものなのか参考にするというように、実際に治療している体験談として読んでいただければと思います。

 

SGA性低身長とは

小学1年生の娘は、SGA性低身長という診断を受けています。

SGA性低身長とは、

英語の「Small‐for‐Gestational Age」の略で、お母さんのお腹の中にいる期間(在胎週数)に相当する標準身長・体重に比べて、小さく生まれることをいいます。身長と体重が100人中小さいほうから10番目以内に入ると、SGA。そのうち約90%は、2-3歳までに成長が追いつきますが、追いつかない場合は、SGA性低身長症が疑われます。

引用:

SGA性低身長症|子どもの低身長と成長障害について考える成長相談室

という定義のもので、100人のうち2~3人はSGA低身長と診断されることもある、比較的よくあるものです。

原因は、遺伝や病気など。

人それぞれ様々な原因が考えられるようです。

 

娘がSGA低身長と診断されるまで(~3歳児検診まで)

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娘は、予定日から10日遅れたにも関わらず、

身長:46.1cm

体重:2,794g

で生まれてきました。

後からわかったことですが、予定日ぴったりに、この身長と体重で生まれてきていたのならば、まったく問題はなかったのですが、10日遅れたのにも関わらず、出生時この身長と体重ということが問題だったようです。

ですが、生まれたときにはそのようなことはわからず、生後1か月の検診においては、身長も体重も順調に伸びており、先生からも太鼓判をもらうような、母乳もよく飲む元気な子でした。

 

 

その後、4ヵ月検診で

身長:57.3cm

体重:5390g

で、少し伸びが悪くはなっていましたが、検診で引っかかることはありませんでした。

 

1歳半検診では

身長:73.3cm

体重:8.6kg

で身長は完全にグラフから外れていたものの、体重は発育曲線の中にまだ入っていました。

 

そして、問題の3歳児検診では

身長:84.0cm

体重:10.82kg

で、体重も発育曲線の中から外れはじめ、検診において、「低身長のことで、大きな病院に一度かかってみてはいかがですか?」と紹介状をもらいました。

 

娘がSGA性低身長と診断されるまで(3歳児検診以降)

 3歳児検診で「大きな病院にかかってみてはいかがですか?」といわれて1か月後、大きな大学病院にかかりました。

その病院で生まれたときの身長、体重と、そのときの身長、体重などを言い、とりあえず2泊3日の検査入院をすることに。

 

 2泊3日の検査入院では、常に手に採血の管がつながれており、血を採ることで、脳から成長ホルモンがきちんと出ているのか、出ていても成長ホルモンを受け取り切れていないのかということを調査されます。

 

娘の場合、ホルモンが出てはいたものの、普通よりも成長ホルモンを受け取る割合が少なかったため、身長が伸びていないのではないか。

そして、この状況ならば、SGA性低身長の診断基準をクリアできるため、治療ができるのではないかとの判断が先生から下されました。

(SGA性低身長の治療は受けようと思えば誰でも受けることのできるものではなく、本当にSGA性低身長と認められた人だけ治療ができるのです。)

 

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SGA性低身長の診断が下ってから注射開始

SGA性低身長という診断が下ってから、毎日行うホルモン注射が始まりました。

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 この注射器で毎日お風呂上りに注射を行います。

はじめは、0.25くらいでしたが、最後の方は、0.75という量を毎日注射していました。

増量してからは、身長が急激に伸び始めました。

y-yoppy83-02-05.hatenablog.com

約2年続けたこのホルモン注射のおかげで、娘の身長体重は

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発育曲線の真ん中に近くなるほど、急激な伸びを見せました。

ちなみに、注射は保険適応です。

自治体の助成等で医療費が無料の場合は、注射も無料になります。

 

注射することに対する周囲の反応と続けてみた感想

娘にホルモン注射をするということを周囲に話すと、

「女の子なら小さくてもかわいいじゃない」

「毎日注射するなんてかわいそう」

という声もありました。

 

そりゃ、私たちの頃なんて身長が小さいからといって、ホルモン注射を行うなんていうことはなかったですし、そう思われるのも当たり前のことだと思います。

ですが、実際に注射を続けて、娘の身長体重がグーンと伸びると、行ってよかったと思うことが多いです。

食べる量は確実に増えますし、それに応じて活動量も増えました。

給食の量も周りの子にかなり追いついてきました。

幼稚園年少の頃は、1学年下に見られることも多かったですが、今では同じ学年の子と身長差はほとんどありません。

 

子どもの背が低くて悩んでいる方はぜひ相談を

子どもの背が低くて悩んでいる方は、ぜひ近くの小児科で相談してみることをお勧めします。

また、私の住んでいる地域は、小学校とも連携を始めて、日々の定期検診で身長体重が小さめの子は、大きな病院へ行ってみてはと勧めるということも始めているようです。

 

身長が低くても困ることはあまりないかもしれませんが、このような方法もあるということをぜひ知っていてほしいなと思います。

 

 

追記(2019/1/7)

注射を終えてからも、身長の伸びは緩やかになったものの、順調に伸びつつあります。

注射を終えてから1年半後の経過は以下のブログに。

y-yoppy83-02-05.hatenablog.com

追記2(2019/2/13)

注射を終えてから順調に伸びてきていると思ったものの、伸びが悪く最終的な身長が小さくなる可能性も出てきました…。

詳しくはこのブログに。

y-yoppy83-02-05.hatenablog.com

 追記3

小学3年生冬、2020年1月30日から再び成長ホルモンの注射を始めました。

詳しくはこのブログに。

y-yoppy83-02-05.hatenablog.com

追記5

小学5年生になり、小学5年生4月の時点で身長130cm、体重26kgまで成長しました。

y-yoppy83-02-05.hatenablog.com