子育ては、虚無感との格闘
子育てをしていて誰もが一度は感じるもの、それが虚無感。
これだけやってあげたのに、これだけ手をかけたのに、それが報われない。
たかだか5年近くしか子育てをしていないけれど、今まで何回そんな思いをしたことか。
子どもの喜ぶ顔を想像しながら手の込んだ料理を作る。でも、実際に食卓に出したら、いつものふりかけご飯ばかり食べているなんてことはしょっちゅう。せっかく作ったのになどと言いながら結局自分で全部食べる羽目になってしまう。そして、やる気を失う。
子どもにこうしてあげたい、こう育って欲しいからこうしてあげるなどといった親の考えは
子どもの前ではことごとくひっくり返される。思い通りにいかないのが、子育てなんだよね。
もちろん、子どもは親の所有物ではないし、1人の人格なのだから、思い通りにはいかないのが当たり前なんだけど、なぜか自分の思い通りに進めたいと思ってしまうんだよね。かわいいから、愛情があるから余計にそうなっちゃうんだよね。
どうしたら、そんな思いをせずに済むのか。
子育てをしている限りは、ずっと虚無感との格闘が続く気がする。